家庭で余った食品の寄付を募る 6月12日まで福岡県庁で

 福岡県は6月7日から、家庭で余った食品の寄付を募る「フードドライブ」を県庁1階で始めた。2023年度に初めて実施した県庁のフードドライブでは、250キロ以上の食品が集まり、子ども食堂や生活困窮者の支援団体などに提供されたという。12日まで実施している。

「フードドライブ」 困窮者ら支援へ


県庁に設置されたフードドライブのコーナー

 受け付けるのは、▽未開封▽賞味期限まで1か月以上残っている▽常温保存可能▽破損していない――といった条件を満たしているレトルト食品や缶詰、飲料、調味料、お菓子など。生鮮食品やアルコール飲料は受け付けない。平日午前9時~午後5時(12日は正午まで)に食品を入れるボックスやポストを設置している。

 県によると、23年度に県内のフードバンク団体に寄せられた食品は過去最高の636トンで、22年度と比べて22%増えたという。県循環型社会推進課の担当者は「一般家庭からの寄付も浸透してきている。余った食品があればぜひ協力をお願いしたい」と話している。


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