北九州市が進めるJR小倉駅周辺などの開発を促進する施策「コクラ・クロサキ リビテーション」の第1弾となるオフィスビル「BIZIA KOKURA(ビジア小倉)」が小倉北区魚町に完成し、7月23日、現地で
ビルは地上13階建て、延べ床面積は約9860平方メートル。1階にはイベントが行える公開空地、2階には入居企業の社員同士が交流できるコミュニケーションフロアを設け、市内の民間オフィスビルとしては初めて全ての電力を同市産の再生可能エネルギーで賄う。
総事業費は約60億円で、現在の入居率はIT企業など約6割。秋のグランドオープンまでに8割以上が入居する見通しという。
建設主の不動産会社「ミクニ」の親会社「ワールドホールディングス」の伊井田栄吉会長は記者会見で「クリエイティブな人材が集まり、色々なエンターテインメントが起きる街となる起爆剤になれば」と語り、武内和久市長は「最先端の企業を誘致できる器ができたのは北九州の大きな武器。再開発の出発点として市内に波及させたい」と話した。
市は小倉駅と黒崎駅(八幡西区)の周辺を対象に建築費の補助や建物の容積率の規制緩和を行っており、小倉北区では別のビルの建て替え計画も進行しているという。