石川県の豊かな海鮮グルメや工芸品などが一堂に集まる「加賀能登物産展」が7月31日から、北九州市小倉北区の小倉井筒屋で開かれる。1月の能登半島地震を受け、復興支援につなげようと企画。8月8日まで。
被災した店舗も参加
協同組合 加賀能登特産銘品会(金沢市)が主催し、地震で被災した店舗も含めて、石川県内の約30店が出展。地震で大規模な火災に見舞われた輪島朝市の「関山」の干物も並ぶ。
グルメでは、高級魚として人気ののどぐろなど海の幸がたっぷりの「百万石幸盛弁当」(税込み2581円)や、元祖金沢カレーの店として知られる「チャンピオンカレー」の品などが実演販売される。
金箔(きんぱく)に包まれた豪華なソフトクリームや、カラフルな「琥珀(こはく)糖」(810円)などのスイーツもそろう。
伝統工芸品では、蒔絵(まきえ)が施された三段重や大樋焼(おおひやき)の茶わん、手描き加賀友禅で染め上げた鼻緒を用いた桐下駄(きりげた)、螺鈿(らでん)や蒔絵を施したペンダントなどが並ぶ。
会場には募金箱を設置し、寄せられた義援金は日本赤十字社を通じて被災地に届けるという。同銘品会の担当者は「石川県全体で復興に向けてがんばっている。ぜひ物産展に足を運んで、応援していただけたらありがたい」と話している。