古墳時代の貴重な馬具を見比べよう 古賀市で27日に展示

国史跡・船原古墳の出土品

 福岡県古賀市の市教育委員会は8月27日、同市の国史跡・船原古墳(6世紀末~7世紀初頭)で出土した玉虫装飾馬具と、ルーツがある朝鮮半島・新羅の復元品を初めて並べる特別展示「韓国の玉虫装飾馬具」を、市立図書館2階のリーパスプラザこが中会議室で開く。


韓国・慶州にある新羅の姫の墓から出土した玉虫装飾馬具の復元品(画像はいずれも古賀市教委提供)

 市教委によると、玉虫装飾馬具は新羅の王族関連墓でしか見つかっておらず、西幸子主任主事は「船原古墳に埋葬された人物が、新羅と大変深い結びつきがあったことを示している」と指摘。慶州(キョンジュ)にある新羅の姫の墓から出土した玉虫装飾馬具の復元品と、船原古墳出土の実物と復元品などを並べて展示し、国際性豊かな遺跡の価値を伝える。

新羅の復元品と並ぶのは初めて


船原古墳出土の実物(左)と復元品

 午後2~5時(入場は4時半まで)で、2時10分からと3時半からの2回、日韓の研究者による解説がある。入場無料。問い合わせは市教委文化課(092-940-2683)へ。


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