西鉄バス久留米と西鉄バス佐賀は、路線バスの運賃改定を九州運輸局に申請した。それぞれ初乗り運賃については40~50円値上げし、210円とする。認可されれば2025年2月から実施する。
運転手の待遇改善や燃料費高騰で
対象となるのは、福岡県久留米市や柳川市などを走る15路線で、平均で約22%の値上げとなる。また、佐賀市や佐賀県鳥栖市などを通る9路線では、平均約24%増額となる。消費税引き上げに伴う改定を除き、1998年8月以来の値上げとなる。
親会社の西日本鉄道によると、少子化やテレワークの浸透などにより、2023年度のバス利用者は、新型コロナウイルス感染拡大前の19年度より約2割減少した。一方、運転手確保のための待遇改善や燃料費の高騰などで運営経費は増加傾向にあり、安全で安定した事業継続のため改定を申請したという。