北九州市立美術館の開館50周年を記念し、ルノワールやバスキアなど同館のコレクションの中から名作約200点を紹介する「大コレクション展―あの時、この場所で。―」(読売新聞社などでつくる実行委員会主催)が9月7日、北九州市戸畑区の同館本館で開幕した。
同館は1974年11月3日に開館。建物は世界的建築家の磯崎新さん(2022年死去)が設計し、上部に突き出した二つの直方体が特徴で市民に親しまれている。前身である八幡市美術工芸館のコレクションを引き継ぎ、さらに近現代美術を中心に収集を続けており、収蔵作品は約8000点に及ぶ。
今回の展覧会では、エドガー・ドガの「マネとマネ夫人像」やクロード・モネの「睡蓮、柳の反影」などよりすぐった作品が並ぶ。
11月10日まで開催
9月6日には開会式があり、関係者約60人が出席。大庭千賀子副市長は「コレクションの歩みを知っていただき、あの時この場所で出会った作品との再会や新たな出会いを感じてほしい」とあいさつした。
11月10日まで。観覧料は一般1500円、高校・大学生1100円、小中学生900円。月曜休館(祝日や振り替え休日の場合は翌火曜)。問い合わせは市立美術館本館(093-882-7777)へ。