高倉健さん没後10年 北九州の堀川運河に黄色いタオル 

 北九州市八幡西区の堀川運河に、11月10日で没後10年を迎える中間市出身の俳優・高倉健さん(享年83歳)をしのぶ黄色いタオル約220枚が飾り付けられている。

区画整理の影響で上流へ


堀川運河に飾り付けられた黄色いタオル

 運河近くにある東筑高の生徒だった高倉さんは、JR折尾駅から運河沿いを歩いて通学した。黄色いタオルは、市民グループ「堀川再生の会・五平太」が高倉さんの代表作「幸福の黄色いハンカチ」にちなみ、亡くなった年から毎年、命日前後に飾っている。

 昨年までは、昭和レトロのたたずまいで知られた運河沿いの飲食店街付近に飾っていたが、同駅と周辺の区画整理で店舗の解体が進み、通行が制限されていることから、約200メートル上流に場所を移した。

 10月4日に会員4人が二つ折りにしたタオルを11本のロープに取り付け、運河にわたしていった。飾り付けは11月14日までで、10月12日夜からは両岸にイルミネーションがともされる。同会の中村恭子会長は「もう10年たつとは早いものです。元気な間は続けていきたい」と話していた。


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