北九州市ゆかりの松本零士さんらの絵画を折尾駅舎に展示

 北九州市ゆかりの漫画家・松本零士さん(2023年死去)と、同市の洋画家・江頭保浩さん(21年死去)が同市八幡西区のJR折尾駅の駅舎などを描いた絵画計12点の展示が12月16日、同駅改札内のコンコースで始まった。


折尾駅に展示された松本零士さんらの絵画


「駅なかミュージアム」に


 市によると、旧駅舎解体に伴うセレモニー「ありがとう折尾駅舎」が2012年10月に開催された際、「銀河鉄道999」と駅舎をモチーフにした絵画4点を松本さんが制作し、セレモニーで展示された。「未来の折尾駅舎」とその上空を走る「銀河鉄道999」、主人公・星野鉄郎、ヒロイン・メーテルを描いている。


 江頭さんはセレモニー開催費の寄付をした人に送られた8枚組みのポストカード原画を無償で引き受けた。旧駅舎のほか、昭和のたたずまいで知られた駅近くの堀川運河の飲食店街などを描き出している。

 市は「駅なかミュージアム」と名づけて展示。担当者は「絵画を鑑賞して、駅舎の過去や現在、未来に思いをはせてほしい」と話している。


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