田川市に新製造拠点 嘉麻市の自動車部品メーカーが進出
自動車の内装部品メーカー「HOWA九州」(福岡県嘉麻市)が、福岡県田川市伊田の白鳥工業団地に新たな製造拠点を整備することが決まり、同市役所で進出協定の締結式が行われた。
同社などによると、車の遮音・吸音装備などの製造工場を整備する計画で、約3万2000平方メートルの敷地を約1億3000万円で市から購入。約20億円を投じて2025年2月に着工、同年12月の操業を目指す。
同社の製造拠点は国内3か所目。周辺に自動車メーカーの工場が複数あり、立地上の利点などから田川市進出が決まった。従業員約30人は正社員を含めて地元で一部採用するという。
12月17日に行われた締結式では、嵩和登志(だけかずとし)取締役が「地域の経済や産業の振興に寄与したい」と語り、村上卓哉市長は「一年を締めくくる明るいニュース。しっかり支援していく」と述べた。