カンボジアの地雷撤去や教育支援に 書き損じはがき募る

 福岡市の一般財団法人「カンボジア地雷撤去キャンペーン」(CMC)が、書き損じたはがきや未使用の切手などの提供を呼びかけている。換金し、カンボジアでの地雷撤去や教育支援などに役立てる。


地雷撤去の様子(CMC提供)

 CMCは1998年創立で、現地で活動する地雷撤去団体への資金援助や、地雷原だった地域での学校建設、被害者支援などに取り組んでいる。同国の地雷・不発弾の死傷者は減少しているものの、依然として被害は絶えず、撤去が必要な土地は約1700平方キロ・メートルもあるという。

 募っているのは、書き損じた未投函(とうかん)のはがきや、未使用の切手、テレホンカード、図書カード、クオカード。2023年度は205の学校・団体と個人1966人から計約490万円分が寄せられた。

 はがきの場合、3枚を換金すれば1平方メートルの地雷原を撤去できるという。CMCの大谷賢二理事長は「身近なところからできる国際協力があることを知ってもらいたい」と協力を呼びかけている。

 送付先は、〒814-0002福岡市早良区西新1-7-10-702、カンボジア地雷撤去キャンペーン。問い合わせは事務局(092-833-7575)へ。


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