【熊本】チャーリー永谷さんが南阿蘇村で初の名誉村民に

 熊本県南阿蘇村は10月8日、村の発展に長年尽力した功績をたたえ、熊本市在住のカントリー音楽の第一人者、チャーリー永谷(本名・永谷正輝)さん(89)を初めての名誉村民に選定した。


南阿蘇村で初めての名誉村民となったチャーリーさん

カントリー音楽で地域振興に貢献

 村によると、チャーリーさんは1989~2019年、同村の野外劇場「アスペクタ」でカントリーミュージックの野外イベントを開催。村民らとの深い交流を大切にして、文化の伝承と地域の絆づくりに注力した。16年4月の熊本地震で村が被災した後もイベントを継続し、収益の一部は災害復旧や地域振興に寄付するなどした。

 チャーリーさんは読売新聞の取材に「大変、ありがたく思っている。地元の応援があってできたこと。まだまだ元気なので歌い続けていきたい」と話した。

 8日の村議会臨時会で名誉村民に選定する議案が上程され、全会一致で可決された。太田吉浩村長は提案理由で「村への深い愛情と数々の功績により村の文化発展に大きく寄与されている」などと述べた。25日には「アスペクタ」で授与式を行う予定。


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