福岡県久留米市の「くるめふるさと大使」を務めるシンガー・ソングライターの野田かつひこさん(59)が12月2日午後7時から、同市の石橋文化ホールでデビュー30周年記念コンサートを開く。
野田さんは1996年に吉本興業福岡事務所(当時)からミュージシャンとしてデビュー。2005年には福岡西方沖地震で被災した玄界島への応援歌「僕のふるさと玄界島」を作り、07年からは難病患者との出会いから命をテーマにしたコンサートを開催。特攻隊や戦艦大和といった戦争と平和もテーマにしてきた。その後も、各地で暮らす無名の人々の思いや命の輝きを自ら取材して作詞作曲するスタイルで、これまでに数百曲を作曲してきた。
12月2日に石橋文化ホール
コンサート当日は、デビュー曲の「よかやんね」のほか、国内外で好評だった「朝鮮通信使」「大和桜」など多数の曲を披露する。1948年に韓国・済州島(チェジュド)で起きた「済州島四・三事件」の犠牲者を悼む新曲「ムクゲの涙」も歌う予定だ。
野田さんは「これからも地域に根ざして九州から全国、海外へ届ける曲を書き続けたい」と話している。
チケットは前売り4000円(当日4500円)。問い合わせはコンサート事務局(0942-64-5791)へ。
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