福岡県水巻町は12月5日、政府の重点支援地方交付金を財源に、町民1人あたり1万円の商品券を交付する方針を明らかにした。事業費3億円を計上した今年度一般会計補正予算案を9日、開会中の定例町議会に追加提案する。
水巻町の人口は10月31日現在で2万7447人。事業費のうち事務費用は1割弱になる見通しという。議会最終日の19日に採決予定で、可決されれば来年3月頃からの利用開始を目標に準備を進める。主に町内の店舗で利用できる。
国の補正予算案成立前で各自治体への交付額も未定だが、水巻町は「交付額の規模はおおむね見通しがついており、物価高対策を速やかに行いたい」と説明。商品券を選択した理由は「おこめ券は町内で使える店舗が少なく、購入できる物も限定される。商品券は様々な業種の店舗で使え、地域に還元できる」とした。
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