西日本鉄道が、全国2位の混雑率が課題となっている貝塚線を増便する方向で最終調整していることがわかった。福岡市地下鉄箱崎線と接続する貝塚駅(福岡市東区)と香椎花園前駅(同)の6駅の間で、今春のダイヤ改正に合わせて朝の時間帯に折り返し列車を新設し、輸送力強化を図る。
関係者への取材でわかった。現在は、平日午前7時~8時台に約10分間隔で運行し、1時間あたり5~6本の列車で輸送している。ただ、昨年7月に国土交通省が公表した調査結果では、朝の通勤通学時間の混雑率は164%で、東京都足立、荒川両区を走る日暮里・舎人(とねり)ライナーの177%に次ぐ全国2位の混雑路線になっている。
貝塚駅~香椎花園前駅間で折り返し
一方、日中など他の時間帯や一部区間の混雑率は高くないため、特に利用者が多い区間での折り返し運転を決めた。対応のため香椎花園前駅ではホームの増設工事を進めている。
貝塚線は、福岡市地下鉄やJR鹿児島線との乗り換えで博多や天神地区に通勤する利用者が多い。また、主な沿線の福岡市東区では、マンション開発などで人口が増加しており、混雑率が高まっている。西鉄は4月に実施する鉄道運賃の値上げによる増収効果を織り込んで、貝塚線を走る車両の更新や車両数の増備も行っている。
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