ネジチョコとサブレで「おいしい」ものづくり 新登場の工具セットが人気
記事 INDEX
- メカサブレ工具セット
- コロナ禍でも人を笑顔に
- 西日本工業大学と連携
新型コロナウイルスの影響で土産品の売り上げが激減する中、ものづくりの街・北九州らしい土産菓子「ネジチョコ」を製造する工場と西日本工業大学(福岡県苅田町)が、チョコとサブレを詰め合わせた新商品の"工具セット"を共同開発し、人気を呼んでいます。
コロナ禍でも人を笑顔に
話題の商品は、3Dプリンターを使ってネジを精巧に模したチョコと、歯車やレンチの形をしたサブレを箱詰めした「メカサブレ工具セット」(税込み1188円)です。北九州市小倉南区の菓子工場「ネジチョコラボラトリー」で製造しています。
工場を運営する「オーエーセンター」の吉武太志社長によると、コロナ禍の外出自粛の影響で売り上げが落ち込み、販売に弾みをつけようと企画。工具箱をモチーフにした取っ手付きの箱に入れて1月下旬から販売を始めました。
1か月ほどで約800個が売れ、SNSには「やっと手に入った」という声もあります。「コロナ禍でも人を笑顔にする菓子を届けたい」と吉武社長は話します。
西日本工業大学と連携
工具セットは、ネジチョコラボラトリーのウェブサイトから購入できるほか、北九州市内の洋菓子店「グラン ダ ジュール」2店で販売。この2店には、ネジチョコとおみくじが入ったカプセルが出てくるガチャガチャ(税込み100円)もあります。
西日本工業大とは2019年、魅力ある商品づくりを通した地域活性化を目指して連携協定を締結。今回は学生もアイデアを出して商品化しました。梶谷克彦教授は「コロナ収束後に北九州を訪れる人を増やすきっかけになればうれしい」と話しています。
問い合わせは、ネジチョコラボラトリー(093-474-9500)へ。