ガンダム、福岡に立つ! 来春開業の「ららぽーと」に実物大立像が登場

記事 INDEX

  • 歴代一番の高さ24.8メートル
  • クレーンで頭部をドッキング
  • 「ガンダムパーク福岡」も計画

 福岡市博多区那珂に2022年4月に開業予定の商業施設「ららぽーと福岡」の建設現場に12月22日、人気アニメ「機動戦士ガンダム」の実物大立像が登場しました。この日、頭部の据え付け作業が行われて本体が完成し、報道陣に一日限定で披露されました。最終調整を今後進め、施設開業のタイミングに合わせて一般公開を始めます。

歴代一番の高さ24.8メートル

 ららぽーとは三井不動産(東京)が首都圏を中心に展開する商業施設。九州進出は初めてで、子どもが様々な仕事を体験できる「キッザニア福岡」や「福岡おもちゃ美術館」、フードマルシェ、映画館、スポーツ施設などの出店が決まっています。


ゆっくりと地上を離れる頭部

 そのランドマークとして、正面入り口そばに登場したガンダム立像は世界で6体目。最も高い部分は24.8メートルと、歴代で一番の高さだということです。映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」(1988年)の機体をベースに富野由悠季監督が監修し、新設定の「ロングレンジ・フィン・ファンネル」を背面に装備しています。カラーリングも富野監督の意向を踏まえ、原型よりも明るい色になっているそうです。


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クレーンで頭部をドッキング

 22日は安全を祈願する「上頭式」を現地で開催。その後、関係者や報道陣が見守る中、地上に置かれた頭部をクレーンでゆっくりとつり上げました。


クレーンで慎重につり上げ


 予定の高さまでつり上げられた頭部の位置を、作業員が慎重に調整して本体とドッキング。10分ほどで設置作業が完了し、ガンダムが全貌(ぜんぼう)を現すと、関係者から拍手が起きました。


位置を調整していよいよドッキング


「ガンダムパーク福岡」も計画

 立像は今後、可動する右腕や頭部の調整などを行い、2月頃に全体の作業を終える予定です。「ガンダムパーク福岡」の出店も計画されており、年明け以降に詳細が発表されます。


立像の特徴を説明する藤原常務

 バンダイナムコエンターテインメント常務取締役の藤原孝史チーフガンダムオフィサーは「今回、実物大のガンダムとしては初めて新設定を加えました。背面からも見ていただけるとうれしいです。福岡のガンダムは伊達(だて)じゃない」と話していました。


(写真:木佐貫冬星)


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