大名小跡地「福岡大名ガーデンシティ」 広場が1月20日オープン

施設中央に広場が設けられる福岡大名ガーデンシティのイメージ(画像はいずれも積水ハウス提供)

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 「グルメ充実!福岡大名ガーデンシティの商業フロアが全面開業」


記事 INDEX

  • ビッグバンの目玉
  • シナジーに出会う
  • 九州初ブランドも

 福岡市・天神地区そばの大名小学校跡地で整備が進む再開発ビル「福岡大名ガーデンシティ」について、事業主の積水ハウスなど5社は、完成した施設内の広場を1月20日13時にオープンすると発表しました。2019年7月に着工した同ビルで、施設の一般利用が始まるのは初めて。今後、4月から一部店舗が営業を始め、6月頃のグランドオープンを目指しています。

ビッグバンの目玉

 大名小跡地(約1万1900平方メートル)は、百貨店や商業施設が立ち並ぶ天神の中心部から徒歩圏内で、市が進める再開発プロジェクト「天神ビッグバン」の大きな目玉とされています。

 福岡大名ガーデンシティは地上25階・地下1階で、延べ約9万平方メートル。天神ビッグバンに伴う規制緩和で、高さは111メートルと対象エリアで初めて100メートルを超えます。


イベントホールなどを備えた広場のイメージ

 4月から6月頃にかけて、オフィスや商業施設、高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」、創業支援施設、保育施設などが順次開業する予定。それに先立って今回、各種イベントや防災空間としての利用が見込まれる広場がオープンします。


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シナジーに出会う

 約3000平方メートルの広場は施設中央に位置します。イベントホールや広い芝の空間を設けたほか、ベンチなども配置し、「天神エリアの新たな憩いの場にしたい」(事業主)としています。


「MEET SYNERGY」がコンセプト

 施設全体のコンセプトは「MEET SYNERGY(シナジーに出会う)」。広場でのイベントなども通じて「交流や共感を生み出し、新たな発想や価値が生まれる場にしたい」考えで、開業直後からイベントに注力します。

 広場の開放が始まる20日には、イベントホールで、大名小出身の尺八奏者・瀧北榮山さんによる演奏会を開催します。


尺八奏者の瀧北榮山さん


 続く21、22日は「THE MEET SYNERGY DAYS」と銘打った催しを企画しています。

 福岡市の大濠公園で九州食材の魅力を発信しているストア「&LOCALS(アンドローカルズ)」と、同市内で毎月開催されているローカルマルシェ「福マルシェ」がコラボし、地元食材やグルメを提供。各⽇100 食限定の「二ボサバ八女茶漬け」や、&LOCALSの看板商品「旅するおいなり」なども扱います。


九州食材の販売も行う(イメージ)

 また、福岡県産の野草などを使ったスワッグ(壁飾り)づくりの体験ワークショップなども実施。飲食や会話をゆっくりと楽しめるように、暖房器具を備え、誰もが利用できるスペースも用意します。


スワッグづくり(イメージ)

 なお、広場には、福岡の若手人形師・中村弘峰さんが手がけたアートモニュメント「大名の大狛犬(おおこまいぬ)」、佐賀県の障がい福祉サービス事業所「PICFA(ピクファ)」の本田雅啓さんによるアートボードなど、福岡や近隣で活動するアーティストの作品を常設します。

九州初ブランドも

 広場に続いて、4月にはホテルが入るビルの商業フロア(1、2階)が開業します。

 すでに公表されているのは次の3店。九州初出店のイタリアのファッションブランド「N°21(ヌメロ ヴェントゥーノ)」、フラワーショップ「BAROQUE(バロック)」、イタリアの高級レザーブランド「BONAVENTURA(ボナベンチュラ)」です。


全体イメージ

 注目のザ・リッツ・カールトン福岡の開業も気になるところです。事業主は「ほかの施設の開業時期などについても順次、決まり次第、公表します」としています。

 公式サイトでも、広場などの概要を紹介しています。


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