地下鉄薬院駅のショーケースに福岡の伝統工芸品

博多織や博多人形など何百年もの歴史を紡いできた福岡の伝統工芸品を改めて知ってもらおうと、福岡市や生産者の組合でつくる「福岡市伝統的工芸品振興委員会」は市地下鉄七隈線の薬院駅(福岡市中央区)で、作品の展示をはじめました。地下鉄薬院駅の乗車人員は一日平均9797人(2018年度)を数えます。暮らしの中で伝統工芸品を目にする機会はわずかですが、通勤・通学などで駅を利用する人たちに束の間でも鑑賞してもらおうという試みです。 通勤・通学で伝統の美にふれる 券売機のそばに展示場所を知らせるサインが掲示され、2番出入口の近くに五つのショーケースが並んでいます。ケースの中には、鮮やかな博多織と博多人形が陳列されています。3月末まで展示し、4月以降は関係者で話し合って決めるそうです。 美しさと、愛らしさと...

続きを読む

この記事をシェアする