今屋のハンバーガーとコラボ 裏天神にスイーツバーガー登場

あまおうにたっぷりの練乳をかけたフルーツバーガー

記事 INDEX

  • 名店と同じコッペパンで
  • オーナーの熱意から実現
  • 県産フルーツの魅力発信

 福岡市中央区渡辺通5のスイーツ専門店「Bon Bon(ボンボン)」が、西公園(中央区)の人気店「今屋のハンバーガー」とコラボしたスイーツバーガーを商品化し、1月15日から販売を始めました。Bon Bonは、通称「裏天神」と呼ばれるエリアで23時まで営業。オーナーの阿部真生さんは「裏天神の新名物になれば」と期待しています。

名店と同じコッペパンで

 新商品は、1970年代後半から続く「今屋のハンバーガー」と同じコッペパンを使用。切れ目を入れたパンにカスタードを塗り、オーブンで表面をこんがり焼きます。生クリームを追加して、福岡県のブランドイチゴ「あまおう」をトッピングし、最後に練乳をたっぷりかければ完成です。


Bon Bonのネオンサインとスイーツバーガー


 口に運ぶと濃厚でクリーミーな味わい。「今屋」を創業した今崎勝美さんをイメージしたロゴの焼き印を入れたコッペパンとの相性も抜群です。


濃厚でクリーミーな味わい


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オーナーの熱意から実現

 今屋の味が大好きという阿部さんが「もっと多くの人に知ってもらい、今屋のハンバーガーをいつまでも伝えたい」と熱望。知人を介して話が進み、名店の味をスイーツで承継する新たな試みとしてコラボが実現しました。


今屋と同じコッペパンを使用


 イチゴの酸味と、クリームの甘さのバランスなど試作を繰り返したそうです。そして誕生したのが、今回のフルーツバーガーです。阿部さんは「お酒を飲んだ後の締めにもおすすめです」と話します。


フルーツバーガーを商品化した阿部さん


県産フルーツの魅力発信


 2024年12月にオープンしたBon Bonは、「一杯のパフェから始まる、福岡とフルーツの新しい物語」を掲げています。福岡のフルーツ生産者らの高齢化が進む中、パフェを通して県産フルーツの魅力を伝えていきたいと考えているそうです。


裏天神と呼ばれるエリアに店を構えるBon Bon


 パフェとスムージーは、福岡県八女市で生産された完熟イチゴで作ります。パフェは20粒をぜいたくに使ってイチゴ本来のおいしさを詰め込み、スムージーはイチゴの香りとクリーミーな口どけが楽しめます。


特別に1人前サイズで作ってもらったパフェ(左)


 「今屋のコッペパンを使ったあまおう苺(イチゴ)バーガー」は税込み980円。半分ほどのジュニアサイズ(780円)も提供しています。「ボンボンパフェ ストロベリー」(3人前)は2700円、「ボンボンスムージー ストロベリー」(2人前)は1500円です。


 イチゴを使ったメニューの提供は、生産シーズンに合わせて5月頃までの予定。その後は、別の県産フルーツを用いた商品を検討しているそうです。


 Bon Bon
 所在地/福岡市中央区渡辺通5-25-13
 営業時間/平日16:00~23:00、土日・祝日12:00~23:00
 定休日/不定休
 ▶公式インスタグラム



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