福岡・岩田屋に書店「文喫」が来春オープン 気になる入場料は?
記事 INDEX
- 文喫2号店が来春、岩田屋にオープン
- 東京で話題の入場料制の書店
- 岩田屋はカルチャースクールを併設
東京・六本木の書店「文喫」が2021年春、福岡市・天神の岩田屋本店に進出する。入場料が必要な書店として話題の文喫。「文喫 福岡天神」は、文喫ブランドとして全国2号店となる。
東京・六本木で話題の入場料制書店
文喫は、出版取次大手・日本出版販売(日販)とグループ会社のリブロプラスが企画・運営。2018年12月に1号店が六本木にオープンし、入店するには平日で税別1500円の入場料(土日・祝日は税別1800円)が必要だ。
六本木店では飲食が可能な「喫茶室」のほか、じっくりと本を開いて吟味できる「閲覧室」、談話や打ち合わせに利用できる「研究室」などがある。きめ細かにデザインされた店内には約90席が配され、目利きの書店員が選ぶ3万冊をそろえる。
イベントや企画展も多く、六本木店の入場客の平均滞在時間は4、5時間にも及ぶ。選書は書籍の売り上げデータをもとにした「売れる本」だけでなく、個性豊かな書店員が一冊一冊、選んできた本が並ぶという。
300講座のカルチャースクール併設
日販広報によると、文喫福岡天神の入場料金は未定。「一人ひとりの生活者に対し、どれだけ深く寄り添っていけるか、愛される場所になれるかがとても重要。六本木に続く企画プロデュース事業として、福岡県の老舗百貨店・岩田屋との化学反応に期待している」と話している。
岩田屋三越は文喫福岡天神のオープンにあわせ、エクササイズやフード、アートなど約300の講座をそろえたカルチャースクール「学 IWATAYA(まなび いわたや)」を同じフロアに開設する。岩田屋三越は「本をきっかけに、学びや体験が融合する新しいスタイルを提案していきたい」としている。