天守閣からの夜景とお酒を楽しむ特別な週末 小倉城ナイトキャッスル
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記事 INDEX
- 週末の夜だけの特別営業
- オリジナルのカクテルも
- 城を身近に感じてほしい
小倉城(北九州市小倉北区)で、週末だけの特別営業「小倉城ナイトキャッスル」が始まりました。新型コロナウイルスの影響で、今春を予定していた本格営業の時期が遅れ、感染予防対策を徹底してオープンしました。夜の市街地に広がる光のパノラマを眺めながら、お酒を楽しめる「天守閣バー」が注目を集めています。
週末の夜は「大人」の空間に
天守閣バーは最上階の5階で営業しています。日中は展望フロアですが、夜はまったく異なる趣に。洗練された大人の雰囲気で、城の中とは思えません。
ドリンクはビールやハイボール、ジントニックなどのアルコール類がそろっています。「巌流島の戦い」にちなんだ『武蔵レッド』『小次郎ブルー』といったノンアルコールカクテルのほか、ソフトドリンクも用意しています。
江戸時代初期、小倉藩2代目藩主・細川忠利が醸造させたとの文献が残り、国産最古とされる「葡萄酒」の原料・ガラミ(山ぶどう)で作られた貴重な赤ワイン『伽羅美酒』もメニューに加わりました。
つまみ類は、チョコレートやナッツなどのほかに、小倉の郷土料理・ぬかづけを使った『ぬかだきディップ』も味わえます。
ナイトキャッスルでは、5階以外の展示フロアも観覧できます。日中とは雰囲気を変えて、ぼんぼり風の照明を置いたりと、ひと味違う演出がされています。カップルで訪れる20~50歳代が目立つそうです。
魅力を再認識するきっかけに
小倉城と小倉城庭園は「北九州の魅力再発見パスポート」の対象施設です。このパスポートは、コロナ禍で打撃を受けた市内の観光施設に足を運んでもらおうと、北九州市民限定で発売(大人400円、高校生以下200円)されました。
2020年10月7日~2021年3月14日の期間中、9か所の対象施設を何度でも利用できます。この間、小倉城「大感謝祭」が開かれ、両施設の来場回数に応じた特典も用意されています。
ナイトキャッスルの入場料は1人1500円(ワンドリンクつき)です。パスポートは使用できませんが、持参すると、チョコレートとナッツの盛り合わせがサービスされます。
「小倉城はなんとなくそこにある風景という地元の方も多いです。たくさんの人にとって小倉城が身近で『自分のお城』と呼べる存在になってほしい」と小倉城城長の北野秀幸さん。コロナ禍で落ち込んだ来場者数が、ナイトキャッスルや大感謝祭で回復し、北九州市民が小倉城の魅力を再認識するきっかけになれば――と思います。
※ナイトキャッスルの冬季(11~3月)の営業時間は18~22時で予約優先です。開催日などは公式サイトで確認してください。