宗像大社に休憩所オープン 甘味スペースも

 世界遺産の宗像大社辺津宮(福岡県宗像市田島)に4月、参拝者の休憩所「むなかた茶愉」がオープンした。


「むなかた茶愉」

 1971年に建てた祈願殿を、世界遺産登録を目指す過程で「信仰景観にそぐわない」と指摘されたことや老朽化を理由に解体。跡地に休憩所と庭園、駐車場を整備することにした。

 休憩所は木造平屋で床面積は約200平方メートル。境内の森が見えるように高さを抑えた造りで、甘味を楽しめる飲食スペースのほか、九州各地の焼き物や木製品、現代アート作品の販売も行う。建設費は約1億4000万円。午前10時~午後3時に開く。

 葦津幹之権宮司は「参拝者に利用してもらうだけでなく、地域の活性化につながればありがたい」と話している。


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