福岡県柳川市は、同市坂本町の柳城児童公園に障害を持った子どもと健常者が一緒に楽しめる複合型のインクルーシブ遊具などを設置すると明らかにした。
複合型の遊具は高さ2.8メートル、幅は約9メートル四方。滑り台や車椅子に乗ったまま手遊びができるコーナーや、保護者が介助しながら上ることができるスロープ、小さな空間で過ごせるスペースなどを備える。ほかにも、体を包み込むようにして乗れるブランコ、安全に跳びはねて遊べる低反発マット(約3メートル四方)などが設けられる。
同市は子育て支援の充実に取り組んでおり、インクルーシブ遊具の整備は昨年度の「むつごろうランド」に次いで2か所目。同児童公園は川下りコース沿いにあり、「柳川の子育て支援事業のシンボルになってほしい」として設置を決めた。
事業費は約1500万円。2024年2月頃に整備は完了するが、利用開始は隣接地に駐車場を設けた後になるという。