北九州市は、若者たちが心躍らせるまちづくりを目指すプロジェクト「コクラBEAT(ビート)」を始める。武内和久市長は9月24日、第1弾として小倉北区中心部の紫川エリアで10月下旬から開催するイベントの概要を発表した。
イベントは、11月に開催されるパルクールや卓球の国際的なスポーツ大会や、北九州国際映画祭に合わせて実施する。10月25日~12月25日の期間中、紫川沿いを中心に、音楽に合わせた光のショーや、クリスマスマーケットといったイベントを行うほか、机やイスなどを設置してリラックスできるエリアを設ける。
キーワードは、英語の「emotional(エモーショナル)」が転じた俗語「エモい(趣がある)」と、「chill(チル) out(アウト)」に由来する「チルい(心身がリラックスした状態)」という若者言葉。武内市長は若者の市外転出といった課題を挙げ、「若者の感性をテコにしながら、新しいまちづくりにチャレンジし、若者を起点に、老若男女が楽しめる輪を広げていきたい」と意気込んだ。