福岡県飯塚市平恒の菓子製造販売「さかえ屋」は1月21日、グループ企業の「シャトレーゼ」の店舗で販売するアイスクリームの生産工場を同市に新設すると発表した。7月の操業開始を予定している。
新規雇用も計画
本社工場に隣接する第二工場の敷地内に、鉄骨造2階建ての新工場を建設する。延べ床面積は約1万2000平方メートル。地元を中心に65人を新規で雇用し、2030年には110人まで増やす計画で、投資額は約90億円。シャトレーゼの主力商品のアイスバー「チョコバッキー」などを生産し、西日本のほか、東南アジアの店舗に供給する。
同日に飯塚市役所で開かれた記者発表には、武井政一市長らが出席。さかえ屋の齊藤剛社長は「国内のみならず、アジアを視野に入れたアイスの生産拠点として位置づけている。飯塚で生まれた菓子屋としての誇りを持ち、飯塚、九州の良さを発信していきたい」と述べた。