九州最北端を示す記念碑が11月4日、関門海峡に面した北九州市門司区のノーフォーク広場にお目見えした。九州の「九」にちなみ、「Q」の字をデザインした縦横約3メートル、奥行き約20センチのチタン製。春分と秋分の日前後は、海峡をあかね色に染める夕日が、記念碑の円に収まる光景を楽しめる。
「九州」にちなむ「Q」デザイン
「門司港レトロ」整備から30周年を記念して北九州市が計画した。実際の最北端の場所はコンテナターミナルで立ち入れないため、近くの広場に設置。記念碑のデザインは公募し、同市にチタン製造の主力工場を置く東邦チタニウム(横浜市)が寄贈した。
4日の除幕式を見るため、広島市から訪れた会社員の男性は、本州や四国の端に足を運んでいるといい、「九州にも、やっと最北端の碑ができた。これを機に、より多くの人が訪れるのではないか」と話した。
advertisement







