山口市は、市の観光交流拠点「湯田温泉こんこんパーク」について、整備を進めていた駐車場が完成し、2023年10月から続いた同施設での工事がすべて終了したと発表した。新たな駐車場は12月1日から供用開始され、グランドオープンを記念した"冷たくないスケートリンク"も施設内に期間限定で設置される。
駐車場完成ですべての工事が終了
新たな駐車場には、一般の駐車スペース(50台分)と障害者らの専用駐車スペース(2台分)を備える。現在の臨時駐車場(88台分)は26年3月末まで併せて運用されるが、その後は土地の所有者に返却されるという。
駐車料金は入庫から1時間が無料で、以降は1時間おきに100円かかる。温浴施設や飲食施設を利用することで、1時間追加の無料サービスを受けられる。
料金制度の本格導入は26年度からで、25年度中の新駐車場は平日無料。イベントの多い土日と祝日は温浴施設利用者の駐車場を確保するため、有料となる。臨時駐車場は終日無料。
「冷たくないスケートリンク」も!
また、12月1日のグランドオープンに合わせ、同施設の指定管理者で湯田温泉の旅館組合やイベント事業者の組合でつくる「湯田温泉にぎわい創出共同企業体」は12月13~27日、「湯田スケートパーク」を開催する。
スケートリンクでは氷を張るのではなく、樹脂製の特別パネルを敷き詰める。その上を実際のスケート靴を履いて、氷上と同じように滑って楽しむことができる。24年はプレイベントとして、市内の井上公園に小規模リンクを作り、8日間で約800人の子どもたちが来場したという。
今回は縦10メートル、横16メートルのリンクで、面積はプレイベント時の約4.5倍を想定。参加費は用具のレンタルも含めて30分1000円とし、4歳以上なら誰でも参加できる。
伊藤和貴市長は11月20日の定例記者会見で、「市民の皆さまには、こんこんパークをいろんな面から楽しんでもらいたい」と話した。







