来季も一緒にJ1で! 「アビスパ福岡ファン感謝デー」

大人から子どもまで1000人以上がファン感謝デーを楽しんだ

記事 INDEX

  • 交流イベントで一体感
  • 選手たちも「いい時間」
  • ずっとJ1! 飛躍に期待!

 サッカーJ1・アビスパ福岡は11月13日、本拠地のベスト電器スタジアム(福岡市博多区)で「2022アビスパ福岡ファン感謝デー」を開催しました。コロナ禍の影響で3年ぶりとなったイベントには、1000人を超えるファン・サポーターが訪れました。

交流イベントで一体感

 イベントでは、普段はなかなか立ち入れないスタジアムの芝の上で、ボールの代わりにフリスビーを使う「ドッジビー」や「巨大かるた」、ミニゲームなどを楽しみながら、選手とファンが交流しました。


芝の上でボールを追いかけ、子どもたちと交流

 グッズ売り場や飲食店ブースで選手が商品を直接手渡す企画、「ルヴァンカップ」3位の盾を手に取って写真撮影ができるコーナーなども人気を集めていました。トークショーやアビスパチアリーダーズによるパフォーマンス、アカデミー組織・アビスパ福岡U-15の全国大会出場報告なども盛り上がりを見せました。


ファンと触れ合って笑顔の杉山選手(左)

 この日の”トリ”の企画は、選手たちによる「ちょっぴりゆるめのエキシビションマッチ」です。山ノ井拓己選手が監督を務める「既婚者」チームと、志知孝明選手が率いる「独身者」チームに分かれて試合が始まりました。


ゴールキーパーを務めた城後選手(左)と”大活躍”の川森社長

 前半は、途中交代で出場した川森敬史社長のPKをゴールキーパーを務めた城後寿選手が忖度(そんたく)なしに止め、スタンドが沸きました。川森社長は今季10得点を挙げた山岸祐也選手と一緒に「山ピース」を披露するなどゲームを盛り上げました。


「山ピース」をきめる山岸選手(左)とマイクパフォーマンスがさえる渡選手

 後半は、渡大生選手がマイクを握って実況とスタジアムDJを担当。チームメートだからこそ知る”小ネタ”を紹介したり、辛辣(しんらつ)なコメントを投げかけたり、終始笑いを誘っていました。今季限りでの引退を発表した杉山力裕選手がゴールを決め、選手たちが胴上げをするシーンも。笑いの中に感動もある試合になりました。

選手たちも「いい時間」

 イベント終了後は、来季の続投が決まっている長谷部茂利監督が記者会見に応じました。まず、「みなさんが楽しそうにしているのを見ることができてよかった。選手たちもいい顔をしていたし、ファンサービスというより、自分たちも一緒にいい時間を過ごせたと思っています」とこの日の感想を語りました。


長谷部監督もイベント中は終始穏やかな表情

 来季の目標を問われると、「まだ考えていない。その前に今季をしっかり総括し、良かった点、悪かった点を精査した上で、今年以上のものを出したい」「やりたいサッカーは変わらない。テンポを速く、攻守ともに足りないところを改善していく」と、チームのスタイルを継続しつつ、さらなる進化を目指す考えを示しました。

ずっとJ1! 飛躍に期待!

 今シーズン、「リーグ戦8位以上、カップ戦ベスト4入り」を目標に戦ったアビスパ福岡。シーズン後半はチーム内にコロナ感染者が広がり、ルヴァンカップ準々決勝のヴィッセル神戸戦ではゴールキーパーの山ノ井選手がフィールドプレーヤーとして出場するなど、苦しい状況の中でも勝ち上がってベスト4に進出し、結果を出しました。


来季もファン・サポーターとともに

 目標の一つを達成した反面、リーグ戦の終盤はJ1残留争いに飲み込まれる厳しいシーズンになりました。リーグ戦での目標を「J1残留」に切り替えてからは粘り強く勝ち点を積み上げ、18チーム中14位でフィニッシュし、来季もJ1で戦うことが決定。「J1定着」をより確実にするため、さらなる飛躍が期待されます。



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