甘~いトウモロコシを古賀の特産に!6月25日に販売イベント
記事 INDEX
- 農家が生んだ黄金色のヒーロー
- 「朝どりこがスイーツコーン祭」
- 生産者と消費者の交流機会に!
黄金色に輝くご当地ヒーローが福岡県古賀市にいます。地元で育てた甘いトウモロコシをPRする「ヨメニコーン改」。6月25日にJA粕屋北部プラザ(古賀市新原)で開かれるイベント「朝どりこがスイーツコーン祭」で、販売活動に一肌脱ぐ予定です。
農家が生んだ黄金色のヒーロー
トウモロコシ栽培に取り組む農家の有志が10年ほど前に生み出したキャラクター。スイーツコーン祭や保育園での食育イベントなどに登場して活躍しています。農業を救うとともに、農家に”嫁に来んかい”の願いも込めて命名されたそうです。装備品に色あせも目立ち始めたヒーローは、手作り感にあふれ、愛らしくもあります。
毎年好評のスイーツコーン祭は、ヨメニコーン改にとって大切な舞台の一つです。今年も会場に駆けつけて、市内の農業関係者がブランド化に取り組んでいる「朝どりこがスイーツコーン」の魅力をアピールします。
古賀市ではスイートコーンを特産品にするプロジェクトが2012年に始動しました。様々な農業従事者が連携する「スイーツコーン古賀コーンを極める会」は、このプロジェクトに力を注ぎ、「スイーツのように甘く!」との願いを込めて命名した「朝どりこがスイーツコーン」を生産しています。
極める会の荒牧丈明会長によると、現在は市内5グループが約2ヘクタールで栽培。糖度は平均で18度以上あり、メロンに匹敵するほどの甘さだといいます。
「朝どりこがスイーツコーン祭」
6月25日のイベントでは、朝どりこがスイーツコーンを4000~5000本用意することにしています。価格は5本で税込み1000円。午前10時~正午の予定ですが、なくなり次第終了します。会場には、焼きコーンなどを販売するブースも設けるそうです。
市農林振興課の担当者は「とれたてでないと、味わえないおいしさ」と話します。朝日が昇るよりも早い午前5時頃から収穫される新鮮で甘いトウモロコシを求め、市内外から購入希望者が訪れるそうです。昨年は約4500本が1時間弱で完売しました。
生産者と消費者の交流機会に!
スイーツコーン祭は、生産者と消費者が交流する機会にもなっているそうです。イベント当日に収穫から販売までの流れを体験できるボランティアを募集したところ、10人程度の定員を大きく上回る約60人から応募がありました。
荒牧会長は「たくさん購入してもらったり、消費者が喜んでくれたりする様子を目にして、生産者は元気をもらっています」と語ります。
イベントの問い合わせは、古賀市農林振興課(092-942-1120)へ。