シナロケ鮎川誠さん 心ひとつに「READY TO ROCK!」
――多くの人が苦しむ今、音楽の意義とは?
今は音楽を聴く気分でない人も多いはず。僕は好きな音楽をやってきただけで、音楽に何の力があるのか分からんけど、でも、音楽はたくさんの人が一緒に聴いて、歌って、思いを一つにする力があると思っています。
1969年のアメリカ・ウッドストックフェスティバルでは、40万人がステージから流れてくる音楽を聴きました。たくさんの人がいっぺんに一つの音楽を楽しめることにびっくりして、それから音楽にはすごい力があると思ってずっとやってきました。やっぱ、音楽の力って、みんなが一つになれることじゃないかな。
そいけん今は、新型コロナが早く収まることを願うだけ。感染したり、感染させたりしないように、一人ひとりが意識するしかない。
またロックでぶっ飛ばしたい
――新型コロナの収束後にしたいことは?
僕らはライブを復活させて、今までと同じようにやりたいですね。ぜひ、僕らの音楽を皆さんにまた聴いてもらいたいです。
僕は普段から音楽のことしか考えてなくて、次はどういうライブをしようかなとか。今ある時間を使って曲作りや、ほったらかしていた楽器のメンテナンスもしています。
僕らは「今日、集まろうぜ」って言ったらすぐロックができるバンド。「Ready to Rock!」でいつでもまたロックでぶっ飛ばしたいと思っています。俺たちにしかできん、年季の入ったロックをね。
――読者にメッセージをお願いします。
新型コロナは本当に怖い病気で、みんなも気をつけてほしい。こんなぽかぽかの春の陽気だと、外出したくなりますよね。いつもと同じ感じで、友達と会うて騒ぎたいとこやけど、今はちょっと我慢して、みんなで心を一つに収束を願いましょう。早くみんなに会える、そんな日が早く来ることを願っています。