鴨料理を食べに「かも～ん！」 小郡で2月末までフェア開催
｢かも～ん！鴨フェア｣の告知ビジュアル (画像はいずれも小郡市提供)
記事 INDEX
- 古くからの食文化
- 市内17店舗が参加
- お得な食事券も！
「鴨(かも)のまち」を掲げる福岡県小郡市で、多彩な鴨料理を味わってもらう「かも～ん！鴨フェア」が1月14日～2月28日に開催されます。市内17の飲食店が参加して、それぞれ自慢の鴨グルメを提供。フェアで使えるお得な食事券も販売中です。
古くからの食文化
市の北部に位置する三国(みくに)地区にはかつて雑木林が広がり、多くの池や沼地があったことから鴨の飛来地として知られていました。江戸時代には久留米藩の猟場があり、各家庭でも鴨肉を食べていたそうです。
三国地区のため池に飛来した鴨(2021年撮影)
宅地開発などが進んで飛来数は激減しましたが、今も毎年11月15日～2月15日に伝統猟「無双網猟」が行われています。
2022年の市制施行50周年を機に「鴨のまちプロジェクト」がスタート。小郡市、市商工会、地元猟友会などでつくる実行委員会が、鴨を活用した食文化の継承や特産品開発などに取り組んでいます。地域で長く受け継がれてきた鴨を取り巻く食文化は、文化庁の「100年フード」に認定されています。
市内17店舗が参加
市内の飲食店が鴨料理のメニュー開発を競うコンテストを22、23年に実施したことはありますが、フェアの開催は今回が初めてです。
参加店舗の一覧を掲載したパンフレット
期間中は参加店舗で、天然鴨から合鴨まで様々な種類の料理を楽しめます。フェアで提供される鴨グルメの一部を紹介します。
天然鴨を使用
鴨のフルコース
鴨の小御膳
「料亭さとう別荘」では、天然鴨を用いた料理をラインアップ。完全予約制で、鴨のフルコース(1万3860円)や鴨の狩場焼コース(1万2144円)、鴨の小御膳(5000円、平日12～14時のみ)を用意しています。
中華料理でも
角煮風の合鴨を蒸しパンと一緒に
合鴨を角煮風にした一品(880円)を提供するのは「中国菜館 龍宮(ろんくん)」で、蒸しパンと一緒に楽しみます。テイクアウトもできます。
創作メニュー
冷製合鴨ロースにネギキムチを添えて
あぶり鴨のたたきを使ったバインミー風ミニサンド
「炭火焼肉もつ鍋 えんや」は、冷製合鴨ロースにネギキムチを添えた一品(680円、前日の17時までに要予約)を提供します。ベトナムのサンドイッチ風に仕上げた料理が楽しめる店は「山と串とワイン」です。あぶり鴨のたたきを自然酵母パンにはさんで食べるミニサンド(638円)が出てきます。
ご飯とガッツリ
「かも蒲焼重」
「旬魚季菜げんき亭」では、「かも蒲焼(かばやき)重」(1200円、デザート付き)や「かもラーメン」(550円)を堪能できます。前日までに予約が必要です。
参加店舗の詳細はこちら
※価格はすべて税込み、コース料理は1人前の料金です。
お得な食事券も！
フェアでは「西鉄小郡駅周辺」と「それ以外」の2エリアで各1店舗の鴨料理を食べると、鴨のまちをPRする市商工会の公式マスコットキャラクター「かもんちゃん」のグッズがもらえます。さらに、参加飲食店で使える食事券(1万円券3人、5000円券2人、2000円券5人)が抽選で当たります。
マスコットキャラクター「かもんちゃん」
【参加方法】
①市商工会の公式LINEに友だち登録
②鴨グルメを食べ、飲食店で2次元コードを読み取りスタンプをゲット
③スタンプ2個を集めて市役所商工観光課で「かもんちゃん」グッズと引き換え
「かも～ん！鴨フェア」のポスター
参加飲食店で鴨料理のメニューに使えるプレミアム付き食事券を500セット限定で2月28日まで販売中です。1セット2500円で、500円券が6枚つづりになっています。1人2セットまで購入可能です。
市役所商工観光課で平日8時30分～17時に販売しています。食事券がなくても、市外の人でもフェアは楽しめます。プロジェクト実行委の事務局は「鴨のまち小郡で、おいしくお得に鴨グルメを味わってほしい」と呼びかけています。
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