福岡城跡が光のアート空間に 幻想的な会場をリポート

 福岡市中央区の舞鶴公園で、福岡城跡を光のアートで彩る「チームラボ 福岡城跡 光の祭 2019-2020」が開催されています。色とりどりに照らされた木々、石垣に映し出される動物や花――。普段とは違う公園の姿を取材してきました。


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2回目の開催


光に照らされた石垣

 イベントは、2017年に続いて2回目です。城跡を中心とする約2万平方メートルを会場に、美しいデジタルアートで注目されるクリエイター集団「チームラボ」(東京)の7作品を展示しています。チームラボは、各地の城で同様のイベントを行っているそうです。


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7作品が楽しめる

 入り口近くの「呼応する木々と自立しつつも呼応する生命」は、点在する卵型の照明と照らされる木々が幻想的な雰囲気を醸し出しています。照明の動きに連動して光の色が変化し、周囲の木々の色も変わっていきます。


照明の動きに合わせ色が変わる

 同様の照明が密集している「自立しつつも呼応する生命の森」はまるで迷路のようで、子どもたちも大はしゃぎです。衝撃を受けると色が変わる仕組みで、照明をかき分ける度に色が変化していきます。


光の迷路を楽しむ子どもら

石垣もアートに

 天守台では、「大天守台跡の石垣に住まう花と共に生きる動物達」が目を引きます。花でかたどられた動物たちの歩く姿が石垣に映し出され、人が近づくと花が散り、動物も消えてしまいます。


石垣に映し出された動物の姿

 また、展望台近くの石垣では、八咫烏(やたがらす)が飛び回り、その軌跡が書の模様になる「石垣の追われるカラス、追うカラスも追われるカラス―石城大天守台跡」を見ることができます。


石垣にカラスが飛び書を描く作品

 展望台に上がると、会場いっぱいに並ぶ卵型の照明を上から眺めることができます。ビルの夜景とのコラボレーションも楽しめます。


カップルの姿も目立つ会場

 家族連れもカップルも、それぞれの時間を楽しめそうです。色の変化で公園の表情も変わり、一人で写真を撮っていても楽しかったです。イベントは、2020年2月2日まで開催しています。


遠くには福岡タワーの姿も


 

写真を撮りながら歩くのも楽しそうだね



イベント名 チームラボ 福岡城跡 光の祭 2019-2020
開催日 2019年11月29日(金)~2020年2月2日(日)
開催場所 舞鶴公園・福岡城跡(福岡市中央区城内)
開催時間 18:00~22:00(入場は21:30まで)
料金 大人:1200円
中高生:800円
4歳~小学生:400円
公式サイト https://www.teamlab.art/jp/e/fukuoka-castle/


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