北九州・小倉南区の住宅街に鎮座する巨石群 不思議な存在感の「帝踏石」
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北九州市小倉南区朽網西(くさみにし)の住宅街に、高さ約3メートルの巨石が連なるように5、6個鎮座している。不思議な存在感を放っており、住宅街に現れたエアーズロックのようだ。
市立いのちのたび博物館などによると、この巨石群は約9000万年前に地下のマグマが固まってできた花崗閃緑岩(かこうせんりょくがん)なのだそう。『帝踏石』と書いて、「たいとういわ」「ていとういわ」などと呼ばれる。
古代、景行天皇が石の上で戦勝祈願をしたことが名の由来との説がある。石を割るためにくさびを打ったとみられる穴もあり、城の石垣に使われた可能性があるという。
巨石群を見ていると、歴史ロマンをかき立てられた。