「ただいま!天神」 ジュンク堂書店福岡店が西通りで営業再開
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福岡市・天神地区の再開発に伴って6月末で一時閉店したジュンク堂書店福岡店が、天神西通りの商業ビルに移って8月7日(金)に再オープンします。当初は移転先探しが難航し、20年近く愛された大型書店が街から姿を消すかとも思われましたが、閉店直前のタイミングで、天神での営業をすぐに再開できる物件が見つかりました。店の担当者は「これからも愛される書店にしたい」と話しています。
「フォーエバー21」の跡に
ジュンク堂書店福岡店は、福岡市役所そばの商業ビル「メディアモール天神」にありました。2001年にオープンし、国内屈指の売り場面積(約6800平方メートル)と約140万冊の品ぞろえで、福岡県外からも多くの人が訪れる人気店になりました。
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しかし、地区の再開発「天神ビッグバン」でビルの建て替えが決まり、慣れ親しんだ場所を離れることに。再開発後の新ビルに入る方針は固まっていましたが、その間の移転先探しは難航し、閉店が迫る6月下旬になって再スタートの場が定まりました。
新しい店舗は、旧店舗から南西に約500メートル離れた大名地区の商業ビル「天神西通りスクエア」にあります。2019年10月まで米国のカジュアルブランド「フォーエバー21」が営業していた1~3階に入居しました。売り場面積は約2400平方メートルと旧店舗の3分の1ほどで、蔵書は約55万冊です。西通りは若者が多いことから、文具や雑貨の品ぞろえを拡充したそうです。
細井実人店長は「閉店中はお客さまと会うことができず、とても寂しい気持ちになりました。これからも、お客さまとともにつくる店であり続けたいです」と話しています。
新しい店内を紹介!
報道関係者向けの内覧会が8月6日に開かれ、記者も一足先に店の中を案内してもらいました。
まずは書籍コーナーです。規模が小さくなったとはいえ、なかなかの広さです。蔵書数は減りましたが、1タイトルあたりの陳列数を以前より減らすなど、本の種類を減らさない工夫をしているそう。強みだった専門書も充実しているようです。
旧店舗で親しまれていたオンガスジシマドジョウも引っ越してきました。遠賀川流域にだけ生息する絶滅危惧種で、2019年には水槽内で自然繁殖するという出来事もありました。水槽は1階にあるので、店を訪れた際はぜひドジョウも見てください。
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文具・雑貨コーナーも充実
続いて、売り場を強化したという2階の文具・雑貨コーナーです。フロアの半分ほどを占めており、子どもから社会人まで、幅広い客層に対応する品ぞろえです。
化粧品も取り扱い、マスキングテープやバッグ、小物など雑貨も充実しています。
ハンドタオルをプレゼント
店の移転を記念して、8月10日までプレゼントキャンペーンを実施。500円以上の買い物でフリクションマーカー(先着1000人)、2000円以上で福岡店限定のドジョウのイラスト入り今治ハンドタオル(先着2000人)がもらえます。
開店は7日午前10時の予定です。
名称 | ジュンク堂書店 福岡店 |
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所在地 | 福岡市中央区大名1-15-1 天神西通りスクエア |
営業時間 | 10:00~20:00 |
公式サイト | ジュンク堂書店福岡店の詳細ページ |