「ブラックフライデー」セール 福岡の各店で商戦が白熱

 米国の商戦「ブラックフライデー(黒字の金曜日)」にちなんだセールが小売り各社で本格化している。物価高を受け、大幅値引きした衣料品や家電などの販売は好調で、お得感のある商品を並べて消費者を呼び込むことで年末商戦に弾みをつけたい考えだ。

「黒字の金曜」拡大


「ブラックフライデー」セールが行われている店内(21日、福岡県粕屋町のミスターマックス粕屋店で)

 ブラックフライデーは、米国で感謝祭(11月第4木曜日)の翌日(今年は24日)に年末商戦が一斉にスタートするため、多くの来店客で黒字が見込まれることに由来している。日本でも数年前から、その前後でセールを展開する商戦が広がりつつある。

 ディスカウントストアのミスターマックスは11月29日までの2週間、全国56店舗でセールを展開。食料品や日用品など約130品目を最大6割引きしている。物価高で消費者の節約志向が続き、買い替え需要につなげるため、家電や寝具類など高額な商品も強化した。通常より3割以上値引きした2万2000円(税込み)のオーブンレンジは、セール開始4日間で、期間中の目標台数の2倍が売れた。

 4K液晶テレビや低反発マットレスなども好調で、「普段は手が伸びにくい商品を特別価格で多数用意した。この勢いでボーナス商戦や年末商戦に弾みをつけたい」(広報)と意気込む。

黒いカレーも

 福岡市博多区の大型商業施設「ららぽーと福岡」では、約70店舗がセールに参加し、26日まで最大60%オフのキッチン雑貨や衣料品などを用意。飲食店では、黒いカレーや960円の丼物を提供するなど集客を図っている。

 イオン九州はセール第2弾を23日にスタートする。九州の185店舗で衣料品やトラベル用品など約1780品目を5~50%割り引く予定だ。新型コロナの5類移行で外出・旅行需要を取り込むため、キャリーケースやコートなどの衣料品を強化しており、17~20日の第1弾は売り上げが昨年を上回った。

 来週以降、気温の低下が見込まれていることから、担当者は「これまで不振だった冬物衣料品を店内のメイン通路に展開するなどして来店客にアピールし、売り上げアップを図りたい」としている。


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