柳川でレンタサイクルの実証実験 「周遊を楽しんで」

 福岡県柳川市と同市観光協会、西日本鉄道は、同市の西鉄柳川駅前と沖端地区を拠点にレンタサイクル事業の実証実験を行っている。どちらで自転車を借りても都合のいい方で返却でき、関係者は「柳川の名所やまち並みの周遊を楽しんでほしい」としている。

柳川駅前と沖端地区に拠点


柳川市で実証実験が始まったレンタサイクル事業

 貸し出すのは、普通の自転車9台と電動アシスト付き自転車5台。西鉄柳川駅に隣接する「からたち名店街」内の「からたちスペース」と、約3キロ離れた沖端観光案内所に置く。利用料は1日500円(電動は800円)で、借りた場所と返却場所が違う場合は追加で300円が必要。

 利用時間は、沖端観光案内所が午前9時半~午後5時、からたちスペースは午前10時~午後5時。同スペースは水・木曜が定休日だが、隣接する市観光案内所で返却できる。

 実証実験は昨年12月、識者や観光事業者らでつくる観光推進委員会が「多様な交通手段を用いた周遊推進事業が重要」と提言したことを受け、実施が決まった。3月15日に開始し、「柳川雛(ひな)祭り さげもんめぐり」が終了する4月3日までだが、その後も態勢を整えて再開する予定。


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