江戸時代に大名の参勤交代のために整備された「薩摩街道」を歩く「史跡めぐり『参勤交代の道』ハイキング」が11月、福岡県小郡市で開かれる。主催する市教育委員会が参加者を募集している。
市内には江戸時代、薩摩(鹿児島)から熊本を経由し、長崎と小倉を結ぶ「長崎街道」と合流する薩摩街道が整備された。イベントでは同街道を歩き、街道沿いに残る史跡を巡る。
西郷の足跡にも思いをはせて
ルートには、江戸時代後期に建てられ、西郷隆盛が宿泊したと伝わる市指定文化財「旧松崎旅籠(はたご)油屋」や、小郡出身で、戊辰(ぼしん)戦争の際に負傷兵を治療したとされる高松凌雲の顕彰碑などがある。
イベントは2、9、16日に行われ、午前8時半(16日は午前8時45分)~午後0時半。2日は乙隈境石から旧松崎旅籠油屋、9日は旧松崎旅籠油屋から下町通り、16日は松崎宿南構口から光行土居を巡る。各コース約4キロ。定員は各25人(先着順)で、参加無料。
申し込み、問い合わせは市埋蔵文化財調査センター(0942-75-7555)へ。