人と動物の健康と環境の健全性を一体的に守る「ワンヘルス」の推進に取り組んでいる福岡県みやま市で2月2日、環境講演会が開かれる。廃業寸前だった老舗のかまぼこ店「吉開のかまぼこ」を引き継いだ林田茉優(まゆ)社長(27)が、事業継承のいきさつや、その後に実践している環境保全の取り組みなどを紹介する。
健康や無添加のこだわり語る
講演会は、ワンヘルスの実践を多くの人に知ってもらおうと、市議会や区長会などでつくる「市環境衛生組合連合会」の主催で行われる。
同店は約130年の歴史を重ねてきたが、後継者がおらず、2018年に休業。大学で地方企業の後継者問題について学んでいた林田さんは、地元に愛されてきた老舗を守りたいと事業を手伝いながら、信頼を得て4年後の22年12月、社長に就任した。味や製法を守るため、元経営者に協力してもらっている。
県の「ワンヘルス宣言事業者」の認定を受けた同社では、健康に配慮して添加物を使用していない。フードロスを出さないため、製造の大半は注文を受けて行う。また、かまぼこ板は廃材を再利用し、包装は古紙をリサイクルして使っているという。
共催の市ワンヘルス総合推進室は「健康社会に貢献する理念や、完全無添加にこだわる挑戦の軌跡を聞いてほしい」としている。
講演会は、同市の山川市民センターで、午後1時開始。入場無料で、来場者全員に、再生トイレットペーパー12巻とワンヘルスバッジをプレゼントする。問い合わせは、みやま市環境政策課(0944-64-1521)へ。
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明治創業の味が復活! みやま市の『吉開のかまぼこ』を24歳女性が承継 | ニュース | 福岡ふかぼりメディア ささっとー
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