アートに染まる福岡 「ファンウィーク」9月28日まで開催

ワンビルの1階ロビーに展示された牛島さんの作品


 福岡市中心部の美術館や百貨店、ギャラリーなどで、一斉にアート作品を展示するイベント「FaN Week(ファンウィーク)」が9月13日、開幕した。メイン会場の一つで、4月に開業した同市・天神の大型複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング(ワンビル)」で、オープニングセレモニーが開かれた。9月28日まで。


市内各所で展示

 アートによるまちづくりを進める市の主催で、2022年から開催。期間中、市美術館で現代美術コレクターが所有する作品、旧舞鶴中校舎を活用した芸術拠点施設「アーティストカフェ福岡」で国内外の作家の作品を紹介するほか、26~28日はマリンメッセ福岡で「アートフェアアジア福岡」なども開かれる。


市内各所でアートが楽しめる


 ワンビルでは、第3回福岡アートアワードで市長賞を受賞した福岡県八女市の牛島智子さんのインスタレーション(空間芸術)作品「くちなしパンを食(は)みスピンするウサギ」を展示。和紙などで作った高さ約6メートルの大きな黒いウサギや、元素記号をモチーフにした立体作品などがロビーを彩っている。


オープニングセレモニーで開幕を祝う関係者ら

 セレモニーでは、高島宗一郎市長が「街中でアートを楽しみ、新しい気づきが生まれる体験をしてほしい」と話した。


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