「八女のまつり」9月20、21日に 地酒やグルメも楽しもう

 伝統的な白壁の町並みが残る福岡県八女市福島地区で9月20、21日、「八女のまつり」が開かれる。郷土芸能「八女福島の燈籠(とうろう)人形」公演を盛り上げる催しで、「宵の市&八女地酒祭り」「八女のうまかもんフェス2025」「謎解き×短冊ライトアップ」など六つのイベントを同時開催する。


「八女のまつり」のチラシ


メインは燈籠人形の公演

 八女のまつりは、同市本町の福島八幡宮境内で行われる「八女福島の燈籠人形」の公演に合わせて開催される恒例イベント。地区内外から毎年約2万人が訪れるという。

 八女福島の燈籠人形はからくり人形芝居で、江戸時代から続く郷土芸能として国の重要無形民俗文化財に指定されている。20日20時から口開け公演があり、21~23日の13時30分、15時、16時30分、19時、20時30分に本公演が行われる。

多彩な六つのイベント!

 20、21日の八女の祭りでは、地酒やグルメの屋台、提灯によるライトアップなど幅広い世代が参加できる様々な催しを予定している。


地区内で6イベントが同時開催される

【EVENT1】宵の市&八女地酒祭り (20、21日 10~21時)

 堺屋(旧木下家住宅)と平岡電気の駐車場を中心に、日本酒や焼酎、クラフトビールなどを楽しむ「八女地酒大宴会」を開く。焼き鳥やからあげ、ホットドックなどの屋台も出るほか、提灯で町並みをライトアップする。古民家を巡るスタンプラリーも。

【EVENT2】八女のうまかもんフェス2025  (20、21日 10~21時)

 八女公園(おりなす八女西側)で、地元商店街の飲食店関係者団体「アンテナエイト」を中心とするグルメ屋台の営業、ステージイベントなどを行う。


「うまかもんフェス」のチラシ


 屋台は焼き鳥やホルモン焼きそば、串焼きのほか、アサイーボール、ドーナツやかき氷など幅広いグルメを提供。アクセサリーや雑貨の販売、ワークショップを行う店も集まる。ステージでは和太鼓やエイサー、よさこい、フラダンスなどを披露する。

【EVENT3】SLの車窓から君を誘うから~湯気とうなぎと、君の笑顔~
 (20、21日 11~17時)

 鉄道記念公園で、ミニSLの乗車体験のほか、うなぎのつかみ取り体験などを行う。

【EVENT4】謎解き×短冊ライトアップ (20、21日)

 明永寺を主会場に、商工会議所青年部が主催。謎解きイベント「八女津媛と4つの足跡」(10~16時)は、地名の由来となった女神・八女津媛が「八女のまつり」に遊びに来たというストーリーで、参加者は地図を手に地区を散策する。


「八女津媛と4つの足跡」のチラシ


 会場では来場者が願い事を書いた短冊を藤棚につるして照らす「短冊ライトアップ」(16~20時)も行う。

【EVENT5】町並みの催し~町屋まつり~ (20~23日)

 八女福島地区で、塗り箸づくり、線香づくりのワークショップなどを行う。

【EVENT6】堺屋(旧木下家住宅)の催事 (20~23日 10~17時)

 地元を拠点に活動する芸術家らによるアート展「燈の小路」を開く。コーヒーや軽食なども用意する。


「燈の小路」のチラシ


advertisement

この記事をシェアする