筑豊御三家・貝島家の百合野山荘を後世へ 保存活動に広がり

邸宅の玄関前に集まった一般公開の参加者

 炭鉱経営で栄えた「筑豊御三家」の一つ、貝島家が大正時代に現・福岡県宮若市に建てた邸宅「百合野山荘」の保存活動が広がりを見せている。活動の中心を担う「炭鉱遺産『貝島百合野山荘』市民の会」が所有者の了承を得て2018年から年1、2回実施している一般公開は今秋、過去最多の約170人を集めた。会員数は約1300人に達し、文化財指定を視野に入れた専門家の調査なども進んでいる。

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