北九州市役所に食堂が復活! 9月8日から一般営業スタート

北九州食堂をPRする「まちはチームだ」代表理事の岡さん
記事 INDEX
- 「まちはチームだ」が運営
- 市民ら一般客も利用可能
- 職員も心待ち!の新食堂
北九州市役所本庁舎の地下1階に、「北九州食堂」が9月8日にオープンします。この場所では1972年から2024年2月まで「玉屋食堂」が営業してきましたが、食材費高騰などの影響を受けて惜しまれながら閉店。新たな運営事業者を迎えて、約1年半ぶりに食堂が復活することになり、武内和久市長や市職員から喜びの声が上がっています。
「まちはチームだ」が運営
半世紀以上にわたって親しまれてきた食堂の閉鎖を受け、北九州市は本庁舎で働く職員約2000人の福利厚生を充実させるとともに、市民の利便性にも考慮して、24年6月に運営事業者を公募しました。
新たにオープンする北九州食堂は、公募型プロポーザルで選ばれた同市の「一般社団法人まちはチームだ」が運営。同法人は起業家支援やまちおこしイベントの企画などを手がけ、北九州の活性化に取り組んでいます。まちを盛り上げる新たなチャレンジとして、今回のプロポーザルにも手を挙げました。
かつて玉屋食堂があった約500平方メートルの店内は、木目調の机や青色の壁でおしゃれな空間に改装し、約250席を設けました。入り口と店内には、「北九州は美味(おい)しくて たのしい!」のフレーズを記したロゴマークが掲げられています。
市民ら一般客も利用可能
メニューは約20種類あり、「定食類」「麺類」「カレー類」が中心。日替わり定食は、お手頃価格の770円で味わえます。地元グルメ「ぬか炊き」など、北九州らしい"ご当地料理"の提供も予定しているそうです。
注文は発券機のほか、スマートフォンで事前に注文できるモバイルオーダーも導入しました。並ばずにランチを楽しめ、昼の休憩時間が限られている職員にはうれしいシステムです。
食堂は市職員だけでなく、市民ら一般客も利用できます。「まちはチームだ」代表理事の岡秀樹さんは「人が自然と集い、つながることができる『まちの食堂』を目指しています。市内企業とコラボしたメニューづくりなども進めていきたい」と意気込んでいます。
職員も心待ち!の新食堂
市職員を対象にプレオープンした8月29日は約30人が来店。職員からは「味も量も大満足!」「モダンな雰囲気で使いやすそう」といった感想が聞かれました。
武内市長も訪れ、おろしハンバーグ定食を注文。「ジューシーなのにサッパリでおいしい。おしゃべりしながら食べられるのもいい」と笑顔を見せました。
営業時間は、開庁日の11時~15時(ラストオーダー14時30分)。15時~17時は自動販売機によるカフェタイムで、市関係者のみが利用でき、コワーキングスペースとしても活用できます。