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福岡県庁11階・物産観光展示室「福岡よかもんひろば」の一画にある「よかもんカフェ」では、県産食材を使った日替わりランチを提供しています。普段は出向く機会が少ない県庁ですが、地産地消グルメのことが気になり、足を運んでみました。
郷土色あふれる11階へ!
「よかもんカフェ」へは、1階ロビーの西側にあるエレベーターで最上階に向かいます。11階につながるのは2基のみで、桃色と黄色の扉が目印です。
最上階のフロアは、カフェやミーティングスペースがある「北棟ラウンジ」、伝統工芸品や地域の魅力を発信している「南棟展示室」に分かれています。案内に従い、北棟ラウンジのよかもんカフェを目指します。
売り切れ御免の人気弁当
感染対策をとりながら景色も楽しめるように、座席は窓側に向けられています。前方には博多湾が広がり、西の方角には博多ポートタワーや福岡ペイペイドームといったランドマークを望めます。
さっそく「よかもん弁当」(税込み800円)を注文しました。数に限りがある「よかもん弁当」は完売する日も多いため、事前に予約しておくのがおすすめです。
運ばれてきたトレーには、弁当箱とご飯、スープ、お茶がのっています。この日の献立は「鮭と舞茸のホイル焼き」「ミートボール」「大根と人参のサラダ」「キャベツと昆布の和(あ)え物」でした。ごはんは小石原焼の茶碗、スープは上野焼のカップで提供され、使い心地の良さを肌で感じることができます。
物産観光展示室の副総括マネージャーで、カフェ担当の後藤庸子さんは「福岡よかもんひろばの展示は、五感をフル活用して福岡県の良さを体験できるものばかり。カフェでは"味わえる"メニューで、県産品の魅力を感じてもらえます」と話します。
キッチンスタッフと意見を交わし、季節や天候によって変わる食材をうまく織り込みながら、日々の献立を作っていくそうです。全体に「甘」「酸」「辛」と味覚の要素を散りばめ、彩り豊かな盛り付けでおいしさを引き立てます。
籠の弁当箱にも趣があります。福岡県産と思いきや、こちらはベトナム産とのこと。現在、西日本工業大学と共同で県産木材を用いた弁当箱の開発を進めており、お披露目の日が近々やってくるようです。
各地の"味力"で旅の気分
カフェのメニューはほかにも、「ご当地カレー」や「ロコモコ丼」、梅ヶ枝餅と八女茶の「和菓子セット」、福智町の「リッチジェラート2種盛」など県内各地の味がそろっています。カフェで時間を過ごせば、ちょっとした旅の気分に浸れます。
「福岡の良いものをできるだけ食べてほしい」と後藤さん。自分が暮らしている市町村のことは分かっていても、県全体を知る機会は意外と少ないものです。福岡県の魅力を再発見するために"県庁デビュー"してみるのはいかがでしょうか。
名称 | よかもんカフェ |
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所在地 | 福岡県庁 11階 (福岡市博多区東公園7-7) |
定休日 | 土日・祝日、年末年始 |
営業時間 | 8:30~14:30(ランチタイムは11:30~14:30) ※時間は変更の可能性あり、公式サイトで確認を |
電話 | 092-645-1835(内線5881、5884) |
公式サイト | よかもんカフェ |