福岡県内のコロナ患者4000人超え 5類移行後で初めて

病床使用率は55%

 福岡県は8月3日、県内198の医療機関から報告された新型コロナウイルスの患者数を公表した。7月24~30日の1週間は前週比1.16倍の計4284人。5月8日の感染症法上の5類移行後、初の4000人超えで、増加傾向が続いている。また国の公表資料(7月26日時点)では、確保病床の使用率も55%と5割を超えた。

 1医療機関あたりの平均の患者数は21.64人で、全国平均(13.91人)より多い。国の資料では、入院患者数も1153人と増えているが、このうち重症者は9人で、重症者用の病床使用率は7%にとどまっている。一方、インフルエンザの患者数も増えており、前週比1.69倍の1076人となっている。

大人数で集まる場合など「感染対策を」

 夏休みやお盆の帰省シーズンを迎え、県は「高齢者と会ったり、大人数で集まったりする場合は、手洗いや換気を行い、せきなどの症状があればマスクを着用するなど感染対策を心がけてほしい」としている。


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