北九州市制60年に乾杯! 記念ビールを9月30日に発売

 北九州市産ホップを使った地ビールを手がける「響灘ホップの会」が、下水汚泥由来の肥料で育てたホップなどを原料にした市制60周年記念ビールを完成させた。350ミリ・リットル入り缶の「KITAKYUSHUダブリュー」で、9月30日から市内酒販店10か所で約2000本を販売する。1本550円(税込み)。


市制60周年記念ビール「KITAKYUSHUダブリュー」


 同会は2019年、市内の地ビール会社「門司港レトロビール」などで結成。市制60周年を祝おうと、市上下水道局と連携して記念ビール造りに取り組んだ。


 下水汚泥などを有効活用するため、汚泥をもとにした肥料や下水の再生水を使って日明浄化センター(小倉北区)でホップを栽培。湧水が流れ込む道原浄水場(小倉南区)の水道水も用いてビールを製造した。

 缶には、若戸大橋をモチーフとしたデザインマンホールの図柄などをあしらった。

 同会会長のデワンカー・バート市立大教授らは市役所で、記念ビールの完成を片山憲一副市長に報告。片山副市長は「市内の水とホップを使い、醸造もメイドイン北九州というのは、うれしい」と述べた。デワンカー教授は「ビールにふさわしい水を利用し、フルーティーな味わいに仕上がった」と話した。


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