すしブランド化へタッグ 北九州市が富山県、JR西と協定

 すしのPRに力を入れる北九州市と富山県は8月26日、両地域を鉄道でつなぐJR西日本(大阪市北区)と「すし連携協定」を締結した。二つの地域を結ぶ「すしのゴールデンルート」の構築に向け、情報発信や旅行商品の開発などに取り組む。


トークイベントで、すしを使った観光振興のアイデアを紹介する(右から)武内市長、新田知事、長谷川会長(大阪市北区で)

 すしのブランド化を図る両地域は6月に富山県庁で新田八朗知事と武内和久・北九州市長が「すし会談」を実施。北陸新幹線、山陽新幹線を運行するJR西も加わり、協定を結ぶことになった。

 この日、大阪市北区で開かれた締結式で、武内市長は「海に囲まれた北九州の魅力がすしに詰まっている。切磋琢磨(せっさたくま)して、一緒にアピールしたい」と意気込んだ。新田知事は「富山湾は魚種の宝庫。お互い独自のすし文化もあり、食べ比べにきてほしい」と語った。

 JR西の長谷川一明会長は「新幹線に乗って、ぜひ現地で堪能してもらいたい」と述べた。

 首長らによるトークイベントのほか試食会も開かれ、職人が真サバの胡麻(ごま)ダレ(北九州市)や甘エビの昆布締め(富山県)などそれぞれの旬のネタを使ったすしを握り、来場者に振る舞われた。


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