福岡の学生考案のタコライス・韓国風弁当 11月販売へ

 トライアルホールディングス(HD、福岡市)の総菜製造子会社「明治屋」(田川市)と中村学園大短期大学部(福岡市)の学生たちが共同開発した弁当の商品化が決まった。タコライス弁当と韓国風弁当で、商品化前の最終審査が初めて報道陣に公開された。

九州のトライアル約140店で


学生たち考案の弁当を試食する大塚会長(右端)ら

 共同開発は2023年に始まり、4品を商品化した。九州のトライアル店舗で期間限定で販売し、いずれも売り上げ好調だった。

 今年は食物栄養学科の1、2年生計約170人が参加して1人1弁当を考案。8月にあった最終審査では、大塚長務会長らが各学年3品ずつに絞られた弁当を試食した。商品化が決まった2品は11月から約1か月間、九州のトライアル店舗約140店で販売される予定。

 タコライス弁当を考案した1年の学生(19)は「カラフルな見た目とヘルシーさにこだわった。多くの人に食べてもらいたい」と笑顔で話した。大塚会長は「若者向けの商品開発には同じ若者の発想が生きる。年々レベルが上がっているので、今後もぜひ連携を続けていきたい」と語った。


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