飯塚市の「一番食品」が新工場建設へ! 市と立地協定 

2025.10.14

協定書を交わす有吉社長(右)と武井市長

 調味料などの食品開発製造を手がける福岡県飯塚市の「一番食品」は、同市鯰田での新工場建設を決め、市と企業立地協定を結んだ。来年1月に着工し、操業開始は2030年1月の見込み。投資額は70億~75億円規模を予定している。

生産能力向上へ 2030年操業開始

 外食業界の人手不足を背景に、手早く調理できる調味料などの需要が高まっており、同市伊川にある5工場のうち3工場の機能を新工場に集約して生産能力を向上させることにした。

 飯塚オートレース場の駐車場跡に市が整備した栗尾工業団地の一角(敷地面積約2万4000平方メートル)に3階建ての新工場を建設し、ラーメンスープやレトルトカレーなどを生産する方針だ。3年間で15~20人の新規雇用も計画している。

 市役所で10月6日、武井政一市長と有吉崇社長が協定書を交わした。武井市長は「社員の皆さんに住む場所として選んでもらえる魅力的なまちづくりを進めたい」とあいさつ。有吉社長は「地元を離れることなく、新工場という新たなチャレンジにまい進できることを感謝している」と述べた。


advertisement

この記事をシェアする