価格高騰で金メッキに 福岡県議会議員のバッジを変更

2025.10.15

 福岡県議会は10月14日、当選した議員に「本章」として交付している議員バッジについて、現行の18金製から金メッキ製に変更することを決めた。20金製の「略章」バッジは廃止する。金価格の高騰を踏まえ、材質を見直して経費削減につなげる。

20金製「略章」バッジは廃止


現行の18金製の議員バッジ(右)と20金製の略章

 県議会(定数87)の規程では、在職中の議員には身分証明として議員バッジの着用を求めている。直径18ミリで18金製の本章、直径13ミリで20金製の略章があり、県は貸与ではなく交付している。

 県議会事務局によると、本章の価格は2018年度の購入時は1個3万2400円だったが、22年度は6万6000円と倍増。26年度に向け、略章を含めて購入の参考見積もりを取ったところ、予備分を合わせて総額約3000万円まで膨らんだ。

 本章を金メッキ製にした場合、1個1万5000~1万6000円程度となり、略章も廃止することで計200万円程度まで費用が抑えられる見込みという。


advertisement

この記事をシェアする