北九州市門司区・風師山から望む関門海峡の大パノラマ
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関門海峡が描くパノラマに思わず息をのんだ。北九州市門司区の風師山(かざしやま)(362メートル)にある三つの峰の一つ、風頭(かざがしら)からの眺望だ。対岸の山口県下関市の市街地や海峡に浮かぶ巌流島が、はっきりと見えた。
同区の菱田哲郎さんは、風師山早朝登山会の会員で、会社員時代にはほぼ毎日、出勤前に登っていたそうだ。菱田さんによると、風頭からは、海峡に向かって正面に玄界灘、右手には周防灘が望め、条件が良ければ、山口県上関町の祝島や大分県の由布岳まで見える。
「周防灘の朝焼け、夕暮れ後の玄界灘に見えるいさり火は美しく、四季折々の情景も見飽きることはありません」と菱田さんは魅力を語る。
岩に座っておにぎりを食べていた下関市の女性は「ここから見ると海峡が巨大な川のよう。ぜいたくなランチですね」と絶景に見入っていた。